不用農薬を回収 要望応え毎年に
2022/6/29
JAあいち中央営農部営農資材課は6月28、29日、安城市赤松町のJA総合センターで、不用農薬を回収しました。JAでは、農家の農薬の適正在庫管理や不法投棄による環境汚染などを防ぐことを目的に、この時期に行っています。これまで2年に1度回収していましたが、2021年から農家の要望に応えて、毎年の回収に切り替えました。
作業は午前9時30分から始まり、いらなくなった農薬や最終有効年月切れの農薬などを積み込んだ農家の軽トラックが次々に訪れ、JA職員や関係者などが手作業で降ろしました。農薬の分類ごとに計量され、2日間で115戸の農家から約3.3トンを回収。産業廃棄物処理業者に引き渡された後、適正な処理が行われます。
同課の杉本靖課長は「農薬の回収・処分には農家にとって費用も労力もかかる作業。これからは農家の手持ち農薬を考慮した防除を勧めるなど、新たな不用農薬が発生しないような取り組みが必要だと感じた」と話しました。
廃農薬を計量、記録するJA職員ら