「母の日」照準 カーネ出番 高品質に太鼓判
2022/4/20
カーネーション部会
JAあいち中央管内の碧南市で、5月8日の「母の日」の需要に向けたカーネーションの収穫が本格化しています。JA碧南カーネーション部会では8人が約2ヘクタールのハウスで、スタンダードと呼ばれる一輪咲きと、複数の花を付けるスプレイ咲きを合わせ49品種栽培します。主に業務用としてピンク・赤・白の3色で約6割を占めます。9月上旬~6月上旬に、中京市場を中心に関東、関西地区に約200万本を出荷します。
定植時期に雨が少なく高温が続き、定植後の長雨で生育が少し遅れたが、秋以降は気温の高い日が続きかなり前進。年末から冷え込みが続いたが、3月に入り暖かくなり概ね順調に生育。病気の発生も少なく品質も良好。現在は日量約4万本を出荷します。最盛期となる「母の日」前には日量約5万本~6万本に達します。
部会の杉浦信弘部会長は、ハウス約26アールで赤色の「フォルテ」やローズ系の「タイソン」、ピンク色の「マレア」など10品種を栽培しています。
暖かくなったこの時期は、4輪以上のつぼみが付き、1輪が半咲きほど緩み始めたことなど、一本一本生育を確認しながら、出荷サイズに合わせて根元からはさみで収穫します。枝の曲がりや太さ、花のボリュームなどを見ながら選別し、セロハンを掛けて箱詰めします。杉浦さんは「暖かくなり虫の動きも活発になるのでしっかり防除していきたい。花は贈るのも贈られるのも嬉しいと思う。感謝の気持ちを込めて贈ってほしい」と話しました。
カーネーションの収穫作業に追われる杉浦さん
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