イチジク栽培一年通して学ぶ
2022/4/13
いちじくスクール
JAあいち中央営農部園芸課産地対策室は4月13日、同JAが管理運営する「いちじくスクール」の入校式を安城市福釜町の同スクール圃場で開きました。6期生5人が入校。5期生6人と合わせて11人が一年を通して栽培管理や収穫、出荷、販売まで、県西三河農林水産事務所農業改良普及課とJA、同JAいちじく部会のサポートを受けながら学びます。
6期生を代表して富田敦良さんは「スクールで栽培方法を習得して、イチジク農家として地域農業に貢献していきたい」と誓いの言葉を述べました。
JAの鈴木重幸経済担当常務は「安城市は全国有数のイチジクの産地。関係機関と連携して生産者を育成し、産地の維持を図っていく。卒業後は同部会に入ってもらい、たくさんのイチジクを出荷してもらいたい」と激励しました。
農業改良普及課の河村直紀専門員は「すでにイチジクの圃場を自分で持っており、基本を学び直すために入校された方も多い。スクールの圃場では自宅の圃場で試せないこともできる。ただ作業を学ぶだけでなく、各自がテーマや目標を持って受講してもらいたい」と話しました。
同部会の野村吉子部会長は「イチジクは手をかけたら、かけた分だけ応えてくれる作物。愛情を持って育てて欲しい。最初は何を質問してよいのかも分からないと思うが、良い先生がそろっているので安心して質問してもらいたい」と話しました。
入校式終了後には同室の中村大輔室長から同スクールの概要や講義日程等の説明を受けました。
JAでは産地の維持拡大を目指し、イチジクの新規就農者として販売農家を目指す人を支援するため、2017年度からイチジク生産者を育成する「いちじくスクール」を開校しています。
誓いの言葉を述べる入校生
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