くらしの相談員が介護を学ぶ
2022/2/18
JAあいち中央組織生活部組織生活課は2月18日、JA総合センター内生活館で開いたくらしの相談員全体会議の中で介護の勉強会を行いました。
JA組織活動基本方針において「くらしの相談員」の役割のひとつに、「JA事業の取り次ぎ、各種相談の取り次ぎ」があります。同課では、「取り次ぎ」をするための知識を得る必要性を改めて重要視し、2021年度からJAの各事業部門から講師を招いて勉強会を行っています。「取り次ぐ」情報などを認識し、総合事業を通じた豊かな生活(くらし)の提案につなげていきます。
「くらしの相談員」は、管内の全13ブロックに12人配置され、支店を核とした女性組織活動の活性化を担っています。女性組合員・利用者との関わりが深い「くらしの相談員」が知識を持つことで、普段の会話からつながる情報のアンテナを高くし、各専門事業に取り次ぎができるようにします。
この日は、JA高齢者福祉事業を学ぶため、JA福祉部福祉健康相談センターケアプランセンター碧南の木村理恵所長らを講師に「介護の備え」や「介護に必要なお金」などについて学びました。木村所長は、管内の各市が発行している介護保険に関するパンフレットでポイントとなる箇所も伝え、「介護保険は早め早めの申請が必要。組合員・地域の方々の困っている声を聞いたら、ぜひ相談してほしい」とJAの介護相談窓口を紹介しました。
くらしの相談員からは「デイサービスで見学会はやっているのか」「ショートステイもやっているのか」「JA以外のケアマネジャーに相談してもJAのデイサービスは使えるのか」など質問が飛び交いました。
同課の榊原由高課長は「JAで介護事業があるという認識は低い。最前線で組合員と関わりのある私たちは事業をつなぐ役割を担っている。コロナ禍で人と人とのつながりが薄れている中でも、組合員のニーズに応えられるようにしていきたい」と話しました。
くらしの相談員(右から2人目)の
質問に答える木村所長(左)