野菜作り指導 中学生が感謝
2022/2/18
安城市福釜町の安城市立安城西中学校特別支援学級は2月18日、2021年度の総合学習で野菜づくりアドバイザーを務めた同町の石川正男さんと同学習に協力したJAあいち中央安城西支店の神本宏隆支店長を招き、「感謝の会」を開きました。
同学級では生徒8人が地元農家との野菜づくりを通して仕事の楽しさを知り、食を取り巻く環境を学んできました。生徒は、自分たちで野菜の苗を選び育てて販売するまでを体験したり、JAファーマーズマーケットでんまぁと安城西部の見学で仕事について学んだりしたほか、神本支店長らの提案によりサツマイモの苗挿し・収穫、ブルーベリー狩りなどを楽しみました。
同会は2部制で第1部では、生徒はさまざまな人に助けられていることや人とのつながりを大切にしたいことなど、同学習で学んだことをSDGsにまとめて発表した後、石川さんと神本支店長に感謝の気持ちを伝え、メッセージカードと授業で作った小物を手渡しました。
石川さんは「自分が好きな野菜の苗を選んで育てるなかで失敗もあったが、それも経験。何がダメだったか考えて次に生かすことを学んでくれているとうれしい」と話しました。
同校の間瀬理恵子特別支援学級主任は「実体験することで学ぶことは多い。学校だけではできなかったことばかりで、身近でこういった体験をさせてくれる存在はありがたい。来年度は、自分たちで育てた野菜を使って調理をするなど食育にもつなげたい」と話しました。
同会の第2部では1・2年生から卒業する3年生へ感謝の気持ちが伝えられました。
感謝の気持ちを伝える生徒