トピックスレポート
給食に地場産を ダイコン味わう
2025/11/26
ダイコンを手に授業をする野々山部会長
刈谷市の学校給食では、地元産の農産物を使ったメニューの提供が進められています。学校給食を通じて、地元産食材を使った料理を食べる機会を提供するとともに、生産者から直接話を聞き、農業を身近に感じてもらい、食べることの大切さを学ぶことが目的。2015年から始まりました。
11月26日には、JAあいち中央刈谷露地園芸部会が栽培するダイコン約600キロが同市の学校給食センターに持ち込まれ、同市内の幼児園、小・中学校の給食の「刈谷市産大根のポトフ」の食材に使われました。
ダイコンを栽培する同部会員3人とJA刈谷北部営農センターの職員2人が、同市築地町の同市立かりがね小学校を訪れ、3年生約150人にダイコンの栽培方法や工夫、こだわりなどを話しました。
部会の野々山智部会長は、まっすぐに成長したダイコンと出荷規格よりも肥大したダイコンを手に、児童にどちらがおいしそうに見えるかを問いかけ、「形や大きさが違っても味は変わらないが、おいしそうに見えなければ買ってもらえない。野菜を育てることは簡単ではないが、適切に栽培し、買ってもらえるダイコンを作れるように頑張っている」と話しました。
生徒からは「曲がってしまったダイコンはどうしているか」と質問が挙がり、野々山部会長は、カットしたり、切り干し大根にしたりして出荷し、フードロス削減に努めていることも伝えました。
生徒は「ダイコンが曲がってしまっても工夫して売っていることがわかった」「ポトフのダイコンは味がしっかりとわかり、おいしかった。家ではサラダで食べたい」などと話しました。
11月下旬から1月にかけて、同市産のダイコンやハクサイ、キャベツ、サトイモ、カリフラワー、切り干し大根を使った給食メニューが提供される予定です。
関連リンク
















