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今シーズンの出来報告 クルクマ認知 市に協力要請

  • 碧南クルクマ部会

2023/7/6

  • クルクマをPRする禰冝田市長(中央)と林口部会長(右)ら

JAあいち中央碧南クルクマ部会は7月6日、これから収穫最盛期を迎えるクルクマの消費拡大と作柄報告、産地振興等を目的に、碧南市松本町の碧南市役所を訪れ、禰冝田政信市長を表敬しました。林口勇部会長ら部会員2人と県、JA役職員ら7人が訪問。林口部会長が7種類のクルクマで彩られた花束を禰冝田市長に手渡したほか、アレンジされたテーブルフラワーなどが飾られました。

23年産は、3月上中旬の球根定植後天候に恵まれたが、4~5月に朝晩が涼しかったことから生育が平年より2日ほど遅れました。7月に入り気温も上がり、晴れの日も続いたことからお盆前の最盛期に向け生育は順調に進んでいます。品質も色・ボリューム共に良好となっています。現在は日量約3000本出荷しているが、最盛期のお盆前には日量約15000本の出荷を見込んでいます。

禰宜田市長は「クルクマは碧南市を代表する農産物のひとつ。全国でも3番目の産地。夏の花の中でも花もちが良いので、贈答にも向いている。市も一緒になって盛り上げていきたい」と話しました。林口部会長は「日頃から市にも協力をいただいて、イベント等でも碧南の花としてPRしてもらっている。まだ仏花としてのイメージが強く、若い人への認知も高くない。部会としても様々な品種に挑戦して、飾り方のバリエーションを増やしているので、クルクマの消費拡大と知名度向上のため、引き続き協力をいただきたい」と話しました。

部会は8人が約1.1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など20品種を栽培。「シャローム」が全体の5割を占めます。出荷は6月4日から始まっており、10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京地区に約35万本の出荷を目指します。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培しています。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、ブライダルやフラワーアレンジメント、花束用としても人気が高まっています。