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夏の花 本番前準備 クルクマ生育順調

  • 碧南クルクマ部会

2023/6/27

  • クルクマの出荷規格を確認する生産者

JAあいち中央碧南クルクマ部会は6月27日、碧南市港本町のJA碧南営農センター内集出荷場で目ぞろえ会を開きました。生産者や県、JAあいち経済連、JA職員ら12人が参加した。苞葉(ほうよう)のボリュームやキズ、切り前、荷姿など出荷規格を確認しました。今年は2月の定植以降、暖かい日が続いたが、4月から5月の冷え込みの影響で生育は例年並み。品質は、色・ボリュームとも良好です。

部会の林口勇部会長は「まだ始まったばかりで量は少ないが、これから徐々に増えてくる。しっかり確認してほしい」と話しました。

県西三河農林水産事務所農業改良普及課の田中義浩主任専門員は「これから暑くなってくる。虫対策をしっかりお願いしたい。また、今年は雨が多い天候のため、さび斑病には当然のことながら気を付けてほしい」と呼びかけました。JAあいち経済連園芸部花き課の嶋田浩喜さんは「クルクマの販売は堅調に推移している。碧南のクルクマの品質は市場でも高い評価を得ている。評価を落とさないよう、しっかり品質基準を守った出荷をお願いしたい」と話しました。

部会は、8人が約1.1ヘクタールのハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など20品種を栽培。ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培していますが、夏場でも日持ちが良く、明るい色の品種が多いことから、ブライダルやフラワーアレンジメントの花材としても人気があります。6月上旬から10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京地区に35万本の出荷を目指します。生産量は全国第3位、県内1位を誇ります。