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花色多彩に クルクマ収穫

  • 碧南クルクマ部会

2023/6/13

  • クルクマの生育状況を見ながら丁寧に収穫する大岡さん

JAあいち中央管内の碧南市でクルクマの収穫が始まりました。同市は県内一のクルクマ産地。今年は3月上中旬の定植以降、温かい日が続き出荷が早まると予想されたが、4月から5月にかけ冷え込む日もあったことから、ほぼ例年並みのスタートとなりました。品質は色・ボリュームともに良好。

JA碧南クルクマ部会では8人が約1.1ヘクタールのハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など20品種を栽培します。「シャローム」が全体の5割を占めます。10月下旬まで、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約35万本の出荷を目指します。

部会の大岡宏充さんは10アールのハウスで「シャローム」や「ロータスホワイト」、今年から新規導入した淡いピンク色の「リボン」など5品種を栽培。大岡さんは「これからどんどん気温が上がり、日差しも強くなる。水やりや遮光カーテンを使った光調整など適切な管理を行い、品質の良いクルクマを作っていく。クルクマは夏でも日持ちが良く、長い期間楽しめる。アレンジにも使いやすい品種にも積極的にチャレンジしている。もっと多くの人に楽しんでもらいたい」と話しました。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、仏花用に新盆、旧盆の需要に合わせて栽培していますが、夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、近年はブライダルやフラワーアレンジメントの花材としても人気が高まっています。