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出荷最盛 チンゲンサイ 省力化を実現

  • チンゲン菜生産部会

2023/4/20

  • 一株ずつ手作業でチンゲンサイを収穫する大貫さん(手前)

JAあいち中央管内の安城市でチンゲンサイの収穫が最盛期を迎えています。JA管内は県内一のチンゲンサイの生産地。ハウス栽培で一年を通じて出荷しているが、日照時間が長く気候も良い3月~6月にかけて収穫量が増えていきます。現在、安城市赤松町のJA総合センター内多目的総合集出荷場で日量約3500ケース(1ケース2キロ)を中京市場に出荷しています。

同市内で、約45アールのハウスでチンゲンサイを栽培しているJAチンゲン菜生産部会の大貫哲郎部会長は、家族やパート従業員ら8人で定植・収穫・箱詰め作業などを進めます。一株一株手作業で収穫したチンゲンサイは、根を切り落とした後、形を整え、大きさを確認しながら箱詰めします。大貫さんは「温暖な気候で生育は旺盛。葉と根元でそれぞれの食感を楽しめるのがチンゲンサイの特徴。ひき肉と一緒に味噌で炒めるのもおいしい。スーパーマーケットなどの店頭に並ぶ機会も多いので、ぜひ手に取っていただきたい」と話しました。

部会では、10人が約6.6ヘクタールのハウスでチンゲンサイを栽培。ハウスの一角を仕切ったスペースで、暖房機を利用した苗の安定生産を図り、ハウスの有効利用と経費節減、苗の移動距離短縮による省力化を実現した結果、年間8~9回の周年栽培体系を確立。年間作付け延べ面積約55ヘクタールで総出荷量1400トンを目指します。