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地域で省力化推進 タマネギ機械定植

  • 碧南玉葱部会

2023/1/17

  • タマネギ苗を機械定植する杉浦さん

JAあいち中央碧南玉葱部会の「玉葱機械化研究室」は、12月17日からタマネギ苗の機械定植を始めました。部会では2018年度から、機械定植の導入に向けた試験栽培に取り組んでおり、19年度には「玉葱機械化研究室」を立ち上げ、定植をはじめとした作業の機械化を検討しています。この日はJAの担当者が各圃場を回り、機械定植作業の結果や課題を確認しました。

同室では機械化導入による省力化で産地維持を目指しており、19年度に導入が進められ、作業時間と人件費を大幅に削減しました。一方で播種経費、育苗資材などで全体的なコスト高が課題となっていました。20年度はJA側からのコスト削減提案として、育苗期のセルトレイ用培土の変更や被覆資材の削減などが示され、昨年度から10アールあたり約7%のコストカットに成功しました。

同室の杉浦満男さんは「4年間で最も良い手応え。試行錯誤の末、定植機が動作しやすい太さに苗を育てられるようになった。圃場状況に合わせた植付けの深さについても感覚が掴め、実用化に近づけた」と話しました。

JA碧南営農センターの久留宮拓馬さんは「育苗培土について配合割合を変え、土が崩れにくいように改良し定植率を伸ばしたい。生産者と協力して、産地に適した機械化を進めていきたい」と話しました。