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安城産ウイスキー 大麦拡大で活性化へ

2026/8/21

  • 「MIKAWA MALT NEW BORN 2026」を
    PRする石川会長

今年6月、JAあいち中央管内の安城市で栽培された二条大麦を原料にしたシングルモルトウイスキー「MIKAWA MALT NEW BORN 2026」が誕生しました。若々しく華やかな香りと、甘味を感じる滑らかな口当たりが特徴で、相生ユニビオ株式会社(西尾市)が開発しました。同社のオンラインストアで販売しているほか、JA管内の碧南市のふるさと納税返礼品にも採用されています。

安城市は米・麦・大豆の生産が盛んな地域。一方で、大麦の栽培は長らく途絶えていましたが、地域資源の活用による地域活性化を目指し、2021年に同市内の有志の生産者4人と株式会社おとうふ工房いしかわのグループ会社である安城デンビール株式会社が「安城ビール麦の会」を結成し、二条大麦の栽培を復活させました。

初年度は約7トンを収穫。麦芽に加工した後、安城デンビールでクラフトビールの原料として使われ、23年5月にクラフトビールが完成しました。さらに、その麦芽の一部を、碧南市にある相生ユニビオ株式会社碧南蒸留所でウイスキー原酒の原料として使いました。約2年間熟成させ、「MIKAWA MALT NEW BORN 2026」として商品化しました。

二条大麦の生産は年々拡大しており、26年産は生産者7人が約17トンを出荷。地元の生産者と実需企業が連携し地域産原料を活かした取り組みとして、今後の商品開発にも期待が寄せられます。

同会の石川智一会長は「お酒が好きで、地元産の大麦でビールが作れるならと、大麦の栽培を始めたが、ウイスキーも作ることができうれしい。ぜひ飲んで、年によって異なる味わいを楽しんでほしい。地元を盛り上げるため、これからも大麦栽培に取り組んでいきたい」と話しました。