JAあいち中央

トップページ

お問い合わせ

JAつなぐ農福連携 刈谷市のニラ農家・高浜市の事業所 助け合う関係に

2026/1/30

  • ニラの出荷調整作業を行う利用者ら

刈谷市高須町のニラ生産者加藤賢一郎さんと高浜市湯山町の株式会社ジョブスマイルサービス(愛知県指定障がい福祉サービス就労継続支援A型事業所)は、作業委託による農福連携を始めました。JAあいち中央は、出荷作業委託先を探す加藤さんと農福連携に力を入れる同社を結び付けました。

就農して3年目の加藤さんは、JA産直5店舗にニラを通年出荷しています。生産・出荷量を増やすために出荷作業委託を検討していました。他産地で農福連携による出荷作業委託が行われていることを知っていたため、刈谷市内でできないかと摸索。相談を受けたJA刈谷営農センターがJA高浜営農センターにつなぎ、高浜市に持ちかけたところ、同社が手を挙げました。

同社は、高浜市が取り組む市内の農業関係者、福祉事業所、JA高浜営農センターらによる「高浜市農福連携推進活動」の一員。これまで市内農業者の下での作業や休耕地での農産物栽培などに取り組んできましたが、今回初めて市を超えて取り組みました。

話し合いの末、ニラの出荷調整作業を毎週金曜日に行うことに決まりました。1月23日から本格的にスタート。一日の作業は、同社の利用者3人と職員が、ニラの古い葉や傷んだ葉を取り除くそぐり、計量、結束を行い、約50束(1束100~110グラム)作ります。

加藤さんは「一人で農業を行っているため、規模を拡大したくても生産・出荷量に限界がある。出荷作業を委託できたので、品質の良いニラを多く生産できるよう栽培管理に費やせる時間が増えた。今後、委託する量や頻度、依頼先を増やせたらありがたい」と話しました。

同社のサービス管理責任者の酒井祐香子さんは「利用者にはいろいろ経験してほしい。生活の『食』に密接している農業は、大変な面もあるが協力し合ってできる。農家さんの役に立っていることは利用者のやりがいになる。農福連携でお互いが助け合える関係になりたい」と話しました。