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イチゴ本格化 紅ほっぺからバトン いちご部会

2025/12/8

  • 出荷規格を確認する部会員ら

JAあいち中央管内の安城市で、イチゴの出荷が本格化します。出荷は「紅ほっぺ」が12月3日から始まっており、「ゆめのか」が12月下旬から始まる予定です。愛知県農業総合試験場とJAあいち経済連が共同で開発した愛知県オリジナル品種「愛きらり」も一昨年から出荷しています。来年5月末までに中京市場を中心に26万パック(約62トン)の出荷を目指します。

JAあいち中央いちご部会は12月8日、安城市赤松町のJA総合センター内多目的総合集出荷場で「紅ほっぺ」と「愛きらり」の目ぞろえ会を開きました。部会員や県、市場担当者、選果検査員ら20人が参加。サンプルで着色や果形、パックへの詰め方など出荷規格を確認しました。部会の水越理修部会長は「量も大事だが、今は品質の良さが求められている時代。『あいち中央』のイチゴはどれも変わらず選ばれるよう、しっかりと目をそろえて出荷いただきたい」と話しました。

一昨年から育苗期の7~9月に記録的な高温が続き、今作も例年より遅い10月上旬に定植しました。出荷始まりは昨年と比べて1週間ほど遅れましたが、暑さ対策等、生産者の適切な栽培管理により、品質は良好で、出荷量は昨年度より増える見込みです。

部会は11人が約1.8ヘクタールで栽培。品種構成は「紅ほっぺ」が6割、「ゆめのか」が3割、「愛きらり」が1割。12月中下旬から2月を最盛期に来年5月まで出荷します。JA農産物ネット販売サイト「碧海そだち~オンラインショップ~」でも取り扱っています。