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農家サロン相談活発 正しい肥料知識習得

2025/12/4

  • 池田さん(奥右端)に質問する生産者(左から2人目)

JAあいち中央碧南営農センターは12月4日、碧南市港本町の同センターで農家サロンを開き、「肥料」に関する講義や生産者と農業関係機関、JAとの意見交換を行いました。栽培管理や肥料・農薬等に関する生産者の悩みを解消し、農産物の品質向上や収量増大、生産コストの削減などを図ることが目的。2024年度から始まり、4回目の取り組みです。

この日は、碧南地区で露地野菜を栽培する生産者と県農業改良普及課、JAあいち経済連、同JA職員ら9人が参加しました。講師を務めた同経済連生産資材部の池田彰弘さんから、同市で栽培が盛んなニンジンやタマネギ、スイートコーンの栽培における施肥管理について説明されました。池田さんは「品目により好む肥料が異なる。同一品目でも生育時期によって優先して吸収する栄養素が異なるため、肥料の種類や量、施肥のタイミングなどを適切に管理してほしい」と話しました。意見交換で生産者は、タマネギが浅根化してしまう原因など栽培管理における疑問を池田さんに質問し、栽培のヒントを得ていました。

講義の後半には、JA農機センターの深谷亘太さんが、肥料や土壌改良剤の散布作業機について説明。「栽培品目、規模によって機械の向き、不向きがある。生産者それぞれに合った提案をしていくので、ぜひ相談してほしい」と呼びかけました。

同センターの石川浩義センター長は「肥料に関する正しい知識を学び、作物の生育・栽培方法に合った使用につなげてもらいたい」と話しました。