トピックスレポート
米「あいちのこころ」名前覚えて 本年度から奨励品種 試食で特徴PR
2025/10/24
おにぎりを手渡しながら「あいちのこころ」をPRする盛田課長(右)
JAあいち中央営農部農畜産課は10月24日、安城市内のJAファーマーズマーケットでんまぁと安城北部、安城中部、安城西部の3店舗で、新品種の米「あいちのこころ」を使ったおにぎりを配りました。今年度から愛知県の奨励品種となった新品種のお米「あいちのこころ」のPRが目的です。
「あいちのこころ」は、県とJAあいち経済連が共同開発。JA管内では、2022年作から一部のJA営農部会員が試験栽培を重ね、25年作から一般生産者による通常栽培が始まりました。大粒で、ほどよい甘味と適度な粘りがあるのが特長で、夏の高温でも安定して高品質な米が生産できると期待されています。25年、JA管内では約200ヘクタールで栽培され、JA共同乾燥貯蔵施設で約730トンを荷受けしました。JAの一部の産直店舗のコメ米コーナーで10月上旬から販売しています。30年までに約500ヘクタールの栽培面積を目指しています。
おにぎりの配布は当日13時以降に行われ、各店舗200個限定で当日1000円以上お買い物したレシートを提示した利用者が対象。同課職員は、「あいちのこころ」という新品種のお米ができたことやその特長などを伝えながら、おにぎりを手渡しました。
おにぎりを受け取った利用者は「聞いたこともなかった。『あいちのこころ』というお米ができたことを初めて知った」と話しました。同課の盛田博章課長は「『あいちのこころ』は高温耐性があり、今作は多品種に比べて品質が良かった。今後、この地域の主力品種になると期待される一方、一般消費者の認知度は低い。『あいちのこころ』を知って、選んで、食べる人を増やす取り組みを積極的に考えていきたい」と話しました。
















