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収穫・出荷ピークに 大粒ラッカセイ「塩ゆでが一番」

2025/10/2

  • ジャンボラッカセイの株からさやを取る杉浦さん

JAあいち中央管内の高浜市で、ジャンボラッカセイの収穫が最盛期を迎えています。

収穫作業は、備中鍬で土を掘り起こし手で株を引き上げ、土を落として、さやを取ります。水洗い後、日陰干しを行い、選別して袋に詰めていきます。今作は猛暑や少雨の影響から生育の遅れや実入りの悪さが懸念されましたが、生産者の適切な栽培管理により品質は良好。収量も例年並みが見込まれます。

ジャンボラッカセイを栽培する杉浦頼美さんは「ジャンボラッカセイは塩茹でが一番おいしい。ぜひ食べて」と笑顔で話しました。

同市ではジャンボラッカセイを特産化しようと、2014年、栽培に関心のある生産者に種を配布するなど、支援したことがきっかけで本格的に作付けが始まりました。当初は発芽率がかなり低く、産地としては不十分な結果となっていましたが、当時のJA産直部会員を中心とした研究会を結成し、発芽率の改善や品質向上に向けた栽培講習会を開いた成果もあり、発芽率は大幅に改善されました。品評会も開かれており、品質の向上も図られてきました。

現在は、28人の農家が約1.3ヘクタールでジャンボラッカセイを栽培。普通サイズの1.5倍ほどの大きさで、甘みがあり、実が柔らかいのが特徴です。主に取れたてを塩ゆでにして食べます。JAの産直センター高浜やファーマーズマーケットでんまぁと安城西部を中心に、11月中旬まで販売予定です。