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サツマ種芋 長期保存へキュアリング処理

2025/9/22

  • キュアリング貯蔵用の種芋のコンテナを貯蔵庫に積み上げるJA職員

JAあいち中央営農部碧南園芸課は9月22日、碧南市古川町のJA碧南北部営農センターで、サツマイモの種芋のキュアリング処理を行いました。碧南市内の生産者7戸分の種芋が搬入され、10品種以上、556コンテナ(1コンテナ約20キロ)が貯蔵庫に積み上げられました。集められた種芋は2月末まで保存した後、生産者に戻されます。

キュアリング処理とは、サツマイモなどの収穫物を適度な温度・湿度下で管理することで、収穫時の傷の表皮下にコルク層ができ、それにより自然治癒を促す処理のことです。キュアリング処理を施すことで、掘り取り時に傷が生じたサツマイモを腐敗させることなく、長期間保存することができます。キュアリング処理を行う貯蔵庫は、温度を35度、湿度を90パーセントに保ち、種芋を3日間ほどかけて処理します。その後、温度を15度まで下げて貯蔵します。

同課の渡邊宗和さんは「種芋を効率的に保存するため、キュアリング処理は重要な作業。適切な温度で管理し、生産者に戻していきたい」と話しました。