トピックスレポート
稲刈りに230人 消費者ら集う ふれあい田んぼアート2025稲刈り
2025/9/13
絵柄に沿ってエリアを決めて稲を刈っていく参加者
安城市や生産者、JAあいち中央などで構成するふれあい田んぼアート実行委員会は9月13日、同市和泉町の田んぼで、色とりどりの稲苗を使って文字や絵を描く「ふれあい田んぼアート2025」の稲刈りイベントを開きました。生産者、実需者、消費者が一緒に楽しみながら交流し、地元農産物や農業の大切さを知ってもらうことが目的です。一般参加者やスタッフを含め約230人が参加しました。イベント会場では、愛知県警察音楽隊による演奏や地元農産物を使った加工品などの販売も行われました。
今年、縦70メートル、横50メートルの田んぼには、赤、黒、白、黄色など異なる色の稲苗で「JAあいち中央誕生30年」のロゴとJAのキャラクター「あおみっ子ファミリー」の「マイマイ」が描かれました。
同会の大嶋和則会長は「暑い日が続いたが、今年初めて白い穂が実り、植物の力強さを改めて知った。今年は、地元JAの誕生30年を記念して絵柄を描いた。農家『個』ではできることは限られる。農家一人一人の力が集まり、必要として作ったJA。これからも思いを引き継ぎ、共に地域の農業を守っていきたい」とあいさつしました。
参加者は、エリアごとに鎌で稲を刈り取り、縄などで縛って収穫を体験。「田植えで『マイマイ』のご飯粒の部分を植えた。同じところを刈りたい」や「稲刈りしたことないけど、どんどん上手に刈れるようになって楽しかった」と話しました。