トピックスレポート
病院食に「碧海そだち」 9月は安城梨の特徴紹介 JAあいち中央と連携
- 愛知厚生連安城更生病院
2025/9/8
「あきづき」とチラシをPRする、福路係長(左)と
同病院栄養管理室の小林憲司課長(右)
安城市安城町のJA愛知厚生連安城更生病院は、地域農業と地域住民の健康や食を支援したいと、JAあいち中央と連携して病院食に地元食材を積極的に取り入れる「地産地消」に取り組んでいます。昨年度7月から毎月、JAあいち中央管内産の農産物「碧海そだち」から一品目を選び、「行事食」として病院食で入院患者等に提供。地元食材であることや栄養情報などが書かれた行事食カードを添えることで、食材への関心を深めています。
毎月の品目は、同病院栄養管理室の管理栄養士とJAあいち中央営農部園芸課園芸販売強化対策室と産直振興部の職員が話し合って決めます。8・9月は旬の「安城梨」。昨年8月に提供した安城梨「幸水」が好評だったことから、6品種をリレー出荷する安城梨の中から「愛甘水」「幸水」「豊水」「あきづき」の4品種を、旬に合わせて提供しました。安城梨への関心が深まるように、行事食カードを病院食に添えたほか、4品種の特徴や梨の豆知識などを記載したチラシを各病棟の食堂に掲示。9月8日には「あきづき」60キロが納品され、10日の病院食でカットして提供されました。
同病院栄養管理室の齋藤恭子係長は「患者さんは食事を楽しみにしてくれていて、地元のモノを出すと喜んでくれる。梨は特に好評で、多くの患者さんに食べてもらいたいと思い、期間を長くするため品種を増やしてもらった。今後も旬で新鮮な地元農産物を提供していきたい」と話しました。
JA園芸販売強化対策室の福路淳介係長は「農産物の栄養や豆知識など様々な情報も一緒に発信してくれるので、より関心が深まる。今後も地元農畜産物『碧海そだち』を知って、食べて、“好き”になってもらえるように連携を深めていきたい」と話しました。
今年度から、通年でチンゲンサイと4・5・6月および11月から翌6月にハウスキュウリが加わり、地産地消の連携はより深まっています。