トピックスレポート
学生後継者へ奨学金 「農業の発展に貢献して」
2025/8/18
奨学金を授与された学生(最前列左から2人と右端)と
渥美組合長(最前列中央)ら関係者
JAあいち中央は8月18日、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で農業後継者育成奨学金授与式を開きました。将来の農業後継者4人(新規1人、継続3人)の学生の内出席した3人に、奨学金の目録を授与しました。
奨学金制度は、将来農業を志す生徒や学生が高校や大学で学ぶために必要な資金を支援します。JA合併前の旧安城市農協が1984年から始めた制度で、40年以上続いています。これまでに120人が奨学金を受け取っています。
授与式には、JA関係者の他、県西三河農林水産事務所農業改良普及課、県立農業大学校、県立安城農林高等学校、県立鶴城丘高等学校の関係者や奨学生とその保護者が出席。JAの渥美純一組合長が一人一人に「頑張ってください」と声をかけながら、目録を手渡しました。
渥美組合長は「後継者は年々少なくなっている。碧海地域の農業を守り育てたいとこの制度を設けている。農業は生き物であり、毎年栽培環境が異なる中、現役の生産者は大変苦労している。これから勉強することがたくさんあると思うが、気候変動にも注意を払って、将来、農業の発展に貢献していただきたい」とあいさつしました。
目録を受け取った永坂琉花さんは「まだ農業について知らないことがいっぱいあり、学ぶことが楽しい。家族と一緒に農業をやれるように、しっかりと学んでいきたい」と抱負を語りました。