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農薬の悩みサロンで解消 混用、抵抗性、散布効率・・・ 露地野菜農家ら対象

2025/7/30

  • 意見を交わす参加者

JAあいち中央碧南営農センターは7月30日、碧南市港本町の同センターで「農家サロン」を開きました。碧南地区で露地野菜を中心に栽培する農家や農業関係機関、JA職員ら16人が参加しました。

農家サロンは、栽培管理や肥料・農薬等に関する農家の悩みを解消し、農産物の品質向上や収量増大、生産コストの削減などのヒントを得ることが目的です。昨年度9月に初めて開き、今回で3回目。

この日のテーマは「農薬散布の効果・効率アップについて」。県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山科裕子専門員が、殺虫剤、殺菌剤の散布の時期、農薬の混用、薬剤抵抗性が出来るメカニズムなどを、JA営農部農機センターの担当職員が、農薬散布時の噴口や動力噴霧器の種類、適正圧力などを説明しました。参加農家からは「除草剤の混用の順番が違うと効果にどれくらい差が出るか」や「シロイチモジヨトウを防除するには発芽してすぐ散布しないといけないか」「農薬で混ざりにくい剤があるが、どうしたら良いか」などの質問があり、担当講師は回答したり、解決策を提案したりして、活発に意見が交わされました。

参加農家は「農薬など基礎的な部分を知る良い機会になった。自分なりに応用して栽培に活かしたい」「今回は農薬散布についてだったが、栽培や収量アップなどもテーマにしてやってほしい」と話しました。

同センターの担当職員は「今後も、農家に興味を持ってもらえるテーマを設定し、頻度を増やして定期的に開催したい。農産物生産に役立つ場にし、農業者所得増大につなげたい」と話しました。