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クルクマ収穫最盛

  • 碧南クルクマ部会

2025/7/25

  • 丁寧にクルクマを収穫していく林口部会長

JAあいち中央管内の碧南市でクルクマの収穫が最盛期を迎えています。JA碧南クルクマ部会では7人が約1ヘクタールの無加温ハウスで、苞葉がピンク色の「シャローム」を中心に、緑色の「チョコゼブラ」、白色の「モンブラン」など25品種を栽培。「シャローム」が全体の5割を占めます。

クルクマは東南アジア原産のショウガ科の植物。暑さに強く、ハスの花に似ていることから、主に仏花として用いられるため、新盆、旧盆の需要に合わせて栽培。夏場でも日持ちが良く明るい色の品種が多いことから、近年ではブライダルや花束、フラワーアレンジメント用としての人気もあります。

今年は定植期の3月の冷え込み、5月下旬の寒暖差の影響で、若干生育が遅れました。出荷開始は昨年度に比べ1週間程遅れましたが、6月以降暑い日が続いたことで、生育が進み、例年通り7月中旬から最盛期を迎えています。品質も色・ボリューム共に良好。出荷は6月13日から始まっており、10月下旬までに、東北、関東を中心に甲信越、中京市場に約35万本を計画しています。最盛期の8月上旬には日量約2万本の出荷を見込みます。

林口英志部会長は「シャローム」や「チョコゼブラ」「モンブラン」など8品種のクルクマをハウス約12アールで栽培しています。苞葉や花の状態を確認しながら、葉を数枚付けて根元から一本ずつ丁寧にハサミを入れて収穫。苞葉の形や大きさなどを見ながら選別し、セロハンをかけて箱詰めします。

林口部会長は「クルクマは、水揚げが良く、花持ちが良い。品種もたくさんあるので、玄関などに飾って楽しんでほしい」と話しました。