JAあいち中央

トップページ

お問い合わせ

イチジク高品質へ 夏場管理で講習 ハダニ類注意を

  • いちじく部会

2025/7/10

  • 部会員に管理作業のポイントを話す山口専門員

JAあいち中央いちじく部会は7月10日、安城市赤松町のJA総合センター内生活館で、「2025年度 露地いちじく夏期管理講習会」を開きました。同部会員や関係者ら90人が参加。露地イチジクの出荷が始まるのを前に、栽培管理や熟期促進剤の使用時期などを確認しました。

竹内直人部会長は「暑い日が続いているので、熱中症に気を付けて作業を進めてほしい。早い人は7月末には実が色付いてくる。既に知っている内容かもしれないが、今日の講習会で改めて夏期管理を確認し、良質なイチジクを出荷してほしい」とあいさつしました。

県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山口千明専門員が、摘心や摘心後の副梢の管理、病害虫対策についてポイントを押さえながら説明。「摘心や副梢管理は着果数を制限し、果実を肥大させるために重要。イチジクは雨に弱いため、台風・長雨対策のために、排水を確認してほしい」と話し、病害虫対策について「ハダニ類は高温乾燥条件で発生しやすい。今年は梅雨明けが早く、今後の降雨量も少ないと予想される。早めの防除を心がけて」と呼びかけました。

部会は、安城市・碧南市・刈谷市・高浜市で125人がハウスと露地合わせて約22.8ヘクタールで栽培しています。ハウスイチジクは8月上旬まで出荷され、露地イチジクは7月下旬から出荷が始まる予定。ハウスと露地合わせて中京・京浜・北陸地区の市場へ約252トンの出荷を見込んでいます。