トピックスレポート
赤シソ収穫スタート
- 碧南しょうが・しそ部会
2025/5/29
茶刈り機で収穫される赤シソ
JAあいち中央管内の碧南市で、特産の赤シソの収穫が始まっています。碧南市は愛知県内一の産地で、和歌山県など梅産地の出荷ピークに合わせて出荷しています。今年は3月中旬の播種後、低温により発芽遅れが散見されました。4月中旬以降は気温の高い日が増え、そろって発芽。気温の上昇が緩やかだった影響からか、1週間程生育が遅れましたが、色・ツヤ・品質ともに良好。収穫は5月27日からスタートしました。
JA碧南しょうが・しそ部会は、部会員9人のうち8人が約14ヘクタールで赤シソを栽培。JAでは日量約1500ケース(300グラム×10袋/1ケース)を集荷。出荷は7月上旬まで続き、名古屋や岐阜といった中京市場を中心に関西、関東、北陸地方へ総出荷量130トンを見込んでいます。
部会の山中英信副部会長は、約8ヘクタールで赤シソを栽培しています。赤シソの収穫は、茶刈り機で軸が入らないよう浅めに上部を刈り取っていきます。水洗いした後、葉を傷めないようネットに入れて機械で脱水。その後、軸の長さを確認して袋に詰めます。部会は、出荷基準に軸の長さを設けており、市場からは「軸が短いので、消費者からも喜ばれている」と好評価。JAは鮮度を保つために集荷後に予冷処理し、保冷車で出荷しています。
山中副部会長は「調理の手間が省けるよう余分な軸を取りのぞいて出荷している。赤シソは、梅干しはもちろん、ジュースにしてもおいしい」と話しました。
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