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フレミズに教室 タマネギこうじ

  • 碧南北東部ブロック

2025/5/27

  • タマネギを刻み、米麹、塩と混ぜ合わせる参加者

JAあいち中央碧南北東部ブロックは5月27日、碧南市鶴見町のJA碧南中支店で、ブロック管内の「フレミズの森」会員を対象に料理教室を開きました。JAが取り組む地元農畜産物ブランド「碧海そだち」を知って、食べて、“好き”になってもらうことが目的。同市の特産で、旬のタマネギを使った発酵料理に同会員8人が挑戦しました。

「フレミズの森」は、JA管内に住む55歳までの女性を対象としたJA女性組織の一つで、活動を通じた地域のつながり強化などを目指しています。活動への参加者を増やしたいと、今回はブロックでは初めての発酵料理を主とした料理教室を開いたところ、興味を持った会員2人が初めて料理教室に参加しました。

発酵料理について楽しく学んでもらおうと、「出前発酵教室」と題し、生麹や生甘酒、糀調味料などを取り扱う「かねまさこうじ」を営んでいる発酵ライフアドバイザーの尾﨑幸代さんを講師に招きました。参加者は、尾﨑さんからタマネギ麹の作り方の説明を受けた後、発酵期間、保存・使用方法などについて質問し、発酵食品の基礎を学びました。その後、タマネギを細かく刻み、米麹、塩を混ぜ合わせてタマネギ麹を作りました。作ったタマネギ麹は2週間の発酵期間を経て完成します。

尾﨑さんは「糀調味料は簡単にできて、保存が利く。肉を漬けるとやわらかくなるし、他にも色々な使い方がある。身体にも良いので、ぜひ家でも作ってほしい」と話しました。

調理後には、尾﨑さんから、タマネギ麹を使ったハンバーグなどが振る舞われ、参加者は「発酵食品を作ることに対して難しいイメージを持っていたが、とても簡単にできて驚いた」「どんな料理に使えるか知らなかったが、ハンバーグに加え、手作りのソース、マヨネーズなどの調味料にも使えると知った。自分で作って、色々な料理に使ってみたい」と話しました。

料理教室を企画した同ブロックくらしの相談員の永坂利香さんは「食品添加物が入っていない糀調味料を自分でも簡単に作れることを知って、『食』と『健康』を意識してもらいたいと思い、企画した。今日の料理教室をきっかけに健康をより気にかけてもらうとともに、地元の特産農産物に興味を持ってもらえると嬉しい」と話しました。
今後は、7月に地元産の小麦を使った料理教室を開く予定です。