トピックスレポート
バケツ稲作りに挑戦 園児に教える
2025/5/19
バケツに稲を植える園児
JAあいち中央営農企画部営農企画課では、管内の小学校やこども園、保育園などの子どもを対象に「バケツ稲つくり体験」に取り組んでいます。子どもたちが手軽に農業体験でき、自ら農産物を育てることで、食べ物の大切さを感じてもらうことが目的です。今年度は、安城市内と知立市内の10の施設で行います。
5月19日には、安城市高棚町の高棚こども園の年長園児10人がバケツ稲つくりに挑戦しました。園児らは、同課の石川司さんらの指導で、愛知県の奨励品種「あいちのかおり」の苗4株をバケツに植えていきました。園児は、植えた稲に向かって「おいしく育ってね」と声をかけ、「がんばって育てる」と笑顔で話した。体験後には、園児から多くの質問があがり、「お米はどうやったら上手に育つの」に対しては「毎日観察してお水をあげてね」と答えました。
石川さんは「自分で育て、観察して、お米をもっと“好き”になってほしいし、家族にも話してほしい。お米づくりには手間がかかるということが家族に伝わって、価格に対する理解につながるとうれしい」と話しました。
今後は、水やりをしながら生長の様子を観察し、秋の収穫にむけて管理を進めます。10月には稲の脱穀と籾摺りを行う予定です。