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ハウスイチジク本格化 病害虫被害なく収穫

  • いちじく部会

2025/5/16

  • 丁寧にイチジクを収穫する木村さん

JAあいち中央管内の安城、碧南、刈谷の3市で、加温ハウス栽培のハウスイチジクの収穫が本格的に始まりました。愛知県はトップクラスの出荷量を誇り、JAは県内一の産地です。JAいちじく部会では部会員127人のうち、18人がハウス約3.3ヘクタールで栽培しています。

3月下旬から8月上旬にかけて、約55トンの出荷を見込んでいます。関東を中心に中京、北陸の市場へ出荷。主に贈答品用に販売されます。今作は重油単価の高騰による加温開始日の繰り下げと3月の気温上昇が鈍かったことで生育が遅れ、初出荷は昨年度より4日遅かったが、着果は良好。病害虫の被害もなく、品質も良好です。

刈谷市小垣江町のハウス約11アールでイチジクを栽培する部会の木村謙吾さんは、早朝から収穫作業を行います。イチジクは皮が薄く、傷つきやすいため、注意を払いながら丁寧に扱わないといけません。5月16日、木村さんはハトメの割れや実の色づき、柔らかさを確認しながら、約17キロを収穫しました。

木村さんは「色が変わり、ツヤが出て、収穫を迎える実を見つけるとうれしくなる。そのまま生で、パカッと割って食べるのが一番おいしい」と話しました。
ハウスイチジクの収穫最盛期は、無加温ハウス栽培のハウスイチジクが加わる6月中旬となる見込みです。