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イチジク目ぞろえ 品質良好で出荷増

2025/4/15

  • 市場担当者と出荷規格を確認する部会員ら

西三河地域のイチジク生産者でつくる西三河いちじく部会は4月15日、安城市赤松町のJAあいち中央総合センターで、ハウスイチジクの目ぞろえ会を開きました。色や割れ具合、形などの出荷規格や2025年度の出荷予定を確認しました。

目ぞろえ会には、JAあいち中央やJA西三河、JAあいち三河管内の生産者、集出荷場の検査員、県、JAあいち経済連、市場関係者ら約40人が参加しました。今作は、冬から春先の寒さと加温控えにより生育が遅れ、出荷スタートは昨年より4日程遅れました。4月に入り、気温の上昇とともに生育が進み、徐々に出荷量も増えています。病害虫の被害もなく品質も良好。共計出荷は4月1日から始まりました。

竹内直人部会長は「今年もハウスイチジクの出荷が始まった。長期予報では、平年より高い気温となる予報。厳しい中での作業となるが、少しずつ単価も上がってきている。良いイチジクを出荷するために、今日の目ぞろえ会でしっかり目をそろえてほしい」と話しました。市場の担当者は「春果実がスタートしたが、まだまだ量が増えてこない。現場からはイチジクを売り場に置きたいという声も多い。イチジクはハウスから露地ものまで長い間売り場を確保できる。愛知県産のイチジクの評価はとても良い。市場一丸となって販売していきたい」と話しました。

本格出荷は5月中旬からになる見通しで、8月上旬までに約88トンを見込みます。この時期のハウスイチジクは主に贈答用として、関東や中京市場へ出荷します。