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果樹産地維持へ塾開講 梨の技術基本から まず用語、授粉 

  • JAあいち中央「梨塾」

2025/4/11

  • 猪飼さん(右から2人目)から授粉の説明を受ける受講生ら

JAあいち中央は4月11日、安城市橋目町の梨園で「梨塾」開講式を開きました。梨生産を新規に目指す受講生とJA梨生産部会部会員の家族ら聴講生が、2年間のカリキュラムを通じて梨栽培を学んでいきます。受講生、聴講生や愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課、JA職員8人が参加しました。今年度は3年目の取り組みで、受講生1人と聴講生7人が実技講習、講義、実践指導を受けます。

「梨塾」は、基礎的な梨の栽培管理・技術を習得し、後継者のいない梨園地を継承できる人材を育成する新規就農者向けのセミナー。JA管内の梨生産者減少に歯止めをかけ、産地を維持することが目的です。部会を中心に県や市、JAを含めた関係機関との連携により、梨の新規就農者育成プログラムを実践しています。卒塾後は同部会に加入して、出荷・販売する生産者を目指します。

講師は、同課の山口千明専門員と部会の猪飼孝志さんが務めます。この日は、山口専門員が梨栽培の基本用語等を、猪飼さんが授粉や花粉採種、摘花作業等を説明しました。

猪飼さんは「産地として梨園が減っていくのは寂しく、園地維持のためにもやる気のある人の力になりたい。基礎的な知識や技術を吸収すれば、自分なりのやり方に生かして経営できるようになる。安城梨のブランドが少しでも長く続いてほしい」と話しました。

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