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イチジク栽培技術向上へ 苗木作り万全に 

  • いちじくスクール

2025/4/9

  • 穂木を作るスクール生

JAあいち中央営農部園芸課産地対策室は4月9日、イチジク生産者を育成する「いちじくスクール」で挿し木講習を開きました。同スクール9期生4人が参加しました。

この日は、2月19日に剪定した結果枝をサバ土の中で保管した状態で結果枝から苗木を作るための作業を行いました。愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山口千明専門員は、穂木の作り方や挿し方、ポット植えと地植えのメリット、デメリットなどを説明。9期生は協力して作業を進め、灌水チューブ設置後、黒マルチを敷いた圃場にイスキアブラック等の穂木40本を挿していきました。

同室の中村大輔室長は「自分でイチジクの苗木を作れることを知ってもらいたいと2年前から挿し木講習を行っている。イチジク農家としてひとり立ちできるように、これから1年間かけて1年樹、2年樹、成木樹の栽培管理をして、栽培技術の習得、栽培に関する知識、新規就農等について学んでもらいたい」と話しました。

JAは2017年度から、イチジク産地の維持・拡大を目指し、新規就農者として販売農家を目指す人を支援するため、同スクールを開講しています。