トピックスレポート
農家の悩み聞き取り サロンで解決探る
- 碧南営農センター
2025/3/25
意見を交わす参加者
JAあいち中央碧南営農センターは3月25日、碧南市港本町の同センターで農家サロンを開きました。碧南地区で露地野菜を中心に栽培する農家や農業関係機関、JA職員ら14人が参加しました。栽培管理や肥料・農薬等に関する農家の悩みを解消し、農産物の品質向上や収量増大、生産コストの削減などのヒントを得ることが目的。9月に続き2回目の開催です。
今回のテーマは「作業の効率化・省力化について」。工業分野を中心に快適な企業環境の提案・提供を行うサンエイ株式会社(刈谷市)から担当者を招き、製造の価格や設置、生産物の積み下ろしの効率化などが話題となりました。同社の担当者は「輸送問題などは最近多くの相談を受けている。作業場を見させてもらい、できることを提案していきたい」と話しました。同社はその技術を農業分野にも生かしています。参加した農家からは「このような機会はとても良いことだと思うので、続けてほしい」「農業用機械のことについても話し合っていきたい」「興味のあるテーマであれば今後も参加したい」との意見がありました。
同センターの石川浩義センター長は「農家のちょっとした悩みや課題を他の農家や関係者と共有・相談しあうことにより、少しでも良質な野菜の生産や作業の効率化のヒントを得てもらうことを期待して開いている。少人数でのサロンであったが、各自の経営や作業に応用できるか質問があり、栽培管理以外のことでも情報共有ができた」と話しました。
同センターの担当者は「いかに興味を持ってもらえるテーマとするかが今後の課題。そのために農家の意見や要望を聞き取り、周知方法も検討していき続けていきたい」と話しました。