JAあいち中央

碧南市・碧南市農業振興協議会は２月５日、碧南市港本町のＪＡあいち中央碧南営農センターで、「第２７回碧南市農業振興顕彰表彰式」を開きました。同市の農業の発展や農業技術の向上に貢献した個人や団体を表彰しています。県や市、生産者やＪＡら約４０人が出席。農業功労賞を個人２人、農業奨励賞を個人２人と１団体が受賞しました。

農業功労賞は、同市神有町の伊藤喜好さん、同市霞浦町の鈴木茂伸さんが受賞しました。伊藤さんは、輪菊の栽培に取り組み、ＪＡ碧南菊組合の組合長を複数回歴任。需要期に合わせた周年出荷体制の強化に努めました。また、輪菊の産地維持にも尽力しています。鈴木さんは、施設花き及び野菜苗の栽培技術を研鑽され、地域の農業振興に尽力しました。また、１９９６年に愛知県農業経営士に認定され、２０１２年には愛知県農業経営士協会西三河支部碧海分会の理事を、１４年には同分会の副分会長を務めました。

農業功労賞及び農業奨励賞受賞者を代表して伊藤さんは「この度は大変な賞をいただきありがとうございます。これまで『輪』という言葉を大事に、農業をしてきた。特に家族の輪を大事に思い、現在も和やかにやっていこうと思っている。皆さまも家族や友人との輪を大事にしながら頑張ってもらいたい」と挨拶しました。

併せて行われた「２４年度新規就農者激励会」では、同市の小池友妃子市長から出席した新規就農者３人に記念品が手渡されました。

表彰式に先立ち、ＪＡは関係者を集め、同センターにある碧南市名誉市民で元全国農業協同組合連合会会長の石川正平翁の遺徳を偲び、顕彰碑に菊を献花しました。

農業奨励賞は次のとおり。 三島正幸（若宮町）▽杉浦一成（作塚町）▽ＪＡあいち中央碧南甘藷部会（港本町）。敬称略