JAあいち中央

トップページ

お問い合わせ

カメムシ防除に全力 薬剤・除草を徹底 水稲で大作戦

  • 営農部会

2024/8/21

  • あいちのかおり出穂期のカメムシ防除作業

JAあいち中央管内では7月上旬から、「水稲のカメムシ撲滅大作戦」と銘打ち、稲の生育に合わせて畦畔除草や薬剤散布による一斉防除を行っています。カメムシは雑草や小麦、水稲、大豆の間を移動し、年間を通じて生息を続けているため、被害を防ぐには品種ごとに同一日に防除し、地域密度を減らすしかありません。

今年も水稲の出穂に合わせるように圃場で多くのカメムシ類を確認しています。JA営農部農畜産課では、生産者へのチラシ配布や各営農センター・支店でのポスター掲示、広報誌への掲載など、防除の徹底を呼びかけています。

カメムシに吸われた米は表面に茶褐色の斑点が残ります。斑点米は等級落ちの原因となるため、JA管内では2010年から一斉防除の取り組みを続けています。2回の畦畔除草と水田への薬剤散布で防除します。「コシヒカリ」「あいちのかおり」と、品種ごとに作業日を決めて使う薬剤も指定しています。出穂期のみの畦畔除草では水田内にカメムシ類を追い込んでしまうため、出穂2週間前と出穂期の2回、除草します。8月下旬から9月上旬は「あいちのかおり」において、2回目の畦畔除草と薬剤散布による防除が行われています。

JA営農部会の山中光弘部会長は「カメムシは圃場で産卵をし、数を増やして別の圃場へ移り被害を拡大していく。適期に地域でまとまった防除を行うことは被害を減らし、良質なお米を作るには必要不可欠。今年は水稲の出穂も早く、イネカメムシの発生も多いため、早急に防除をしていく」と話しました。

関連リンク

営農部会の紹介