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キュウリ 天敵放飼 IPM推奨、導入へ

  • 胡瓜生産部会

2024/2/14

  • キュウリの葉っぱに天敵を放飼する杉浦さん

JAあいち中央管内の安城市、碧南市、刈谷市で2月上旬から、促成キュウリ栽培での天敵資材の放飼が始まりました。

天敵資材は、農産物の生育を阻害する害虫の天敵となる虫を放飼し、捕食によって害虫被害を低減させる防除効果を得る剤です。天敵資材を活用することで、化学農薬散布の回数が減り、農作業の省力化やコストカットの効果が見込まれます。

JA胡瓜生産部会ではIPM防除(総合的病害虫・雑草防除)を推奨しており、2011年から天敵資材の導入を進め、現在多くの部会員が取り入れています。部会の杉浦芳彦さんは2月14日、安城市根崎町のキュウリハウス約25アールで、害虫密度を下げた上で天敵資材の放飼を行いました。

杉浦さんは「暖かくなってくると虫の動きも活発になってくるので、天敵は必須アイテム。農薬の散布回数を減らして、より安全で安心なキュウリを食べてもらえるように努めていきたい」と話しました。

部会は、安城市、碧南市、刈谷市の生産者52人で、栽培面積は約13ヘクタール。23年度作の出荷量は昨年度並みに推移しています。