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おこしもの作り 伝統を次世代へ

2024/2/8

  • 「こめっこ」のメンバーから「おこしもの」づくりを教わる参加者ら

JAあいち中央刈谷南支店は2月8日、刈谷市小垣江町のJAファーマーズマーケットでんまぁと刈谷南で「おこしもの」づくり体験を開きました。同支店の組合員および同店舗の利用者5人が参加しました。「おこしもの」は桃の節句を彩る和菓子で、この地域に伝わる伝統和菓子です。地域の食に関心をもってほしいと毎年開いていましたが、新型コロナウイルス感染症の影響で5年ぶりに参加者を募って催しました。

同支店で米の消費拡大を目的として、お米を使った料理やお菓子などを作る女性組織「こめっこ」から2人のメンバーが指導に当たりました。参加者らは富士山や鯛など様々な形をした木枠に米粉を練った生地を押し込み、型をとって蒸しあげておこしものを作り上げました。出来上がったおこしものは、砂糖しょう油につけて味わいました。

参加者は「郷土料理のひとつと聞き、興味を持って参加した。素朴でどこか懐かしい味がした。家に帰ったら、子どもにも作ってあげたい」「家族が『おこしもの』が好きなので久しぶりに参加した。楽しくおいしいものが作れて、良い時間を過ごせた」と話しました。

指導にあたった清水加代子さんは「久しぶりに参加者を募って『おこしもの』づくりができた。伝統を途切れされることなく、次の世代につなげていきたい。何度も参加いただいた方にも、新しく参加していただく方にも、楽しんで作ってもらえるように活動を続けていきたい」と話しました。
体験は22日にも同様に開かれ、8人が参加する予定です。