JAあいち中央

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駐車場で“やさいや”

2023/12/19

  • 来場者に野菜を手渡す児童ら

安城市緑町のJAあいち中央二本木支店の駐車場で12月19日、「二本木小やさいやさん」が開かれました。安城市立二本木小学校特別支援学級の児童ら約20人が、同校内の農園で自ら育てた野菜などを地域住民に向けて販売しました。

同学級は、野菜を作って販売することを通して働くことの喜びや地産地消を学んでいます。3年前から保護者や教諭を対象に校内で育てた野菜などを販売していました。児童から「もっといろいろな人に買ってほしい」と提案があり、今年初めて地域住民に向けて販売しました。販売場所の相談を受けた同支店は「野菜販売を通して、児童と地域住民とのつながりの場にしてほしい」と快諾しました。

児童は大きな声で、来場者に「いらっしゃいませ」「ダイコンはおでんにするとおいしいですよ」などと声をかけ、購入者には「ありがとうございます」と笑顔をみせました。野菜は、同校で野菜づくり名人として指導する梅田信明さんのアドバイスを受けながら児童が9月に種をまき育ててきたダイコンやカブ、ネギなど。販売にあたって、チラシやポスター、ワッペンなどを作ったり、値段を決めたりと児童自ら考えて準備してきました。

同学級5年生の杉浦志岳さんは「野菜づくりでは、草取りや水やりなどお世話した。チラシや値段、声かけなど考えて練習もした。地域の人に買ってもらえてうれしかった。来年は、もっと買ってもらえるように野菜をたくさん作りたい」と話しました。

同学級主任の神谷真一さんは「将来、『働く・稼ぐ・生活する』といったことを言葉だけでなく、体験を通して学べる機会となった。いろいろな人と関わることも勉強になる。地域の協力で開催することができ、ありがたい」と話しました。