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切り干し大根 おいしさ期待 網棚いっぱい冷風にさらし

2023/12/19

  • 細長く切ったダイコンを網棚の上に広げる近藤さん

JAあいち中央管内の刈谷市北部地区で、冬の風物詩の切り干し大根づくりが最盛期を迎えていまする。

ダイコンを専用の機械で15センチほどの細切りにした後、畑に設置した長さ45メートルほどの網棚の上いっぱいに広げます。冷たい「伊吹おろし」にさらして2日程天日干しされたダイコンは水分が飛び、しっかりとした歯ごたえのある、甘みと旨みが凝縮された切り干し大根になります。

同地区では、丘陵地を中心に秋冬ダイコンを約1ヘクタールで栽培。切り干し大根は、煮物や酢の物、味噌汁などに使うのが一般的となっていますが、水で戻してサラダの原料とするなど手軽な食べ方も普及し、産直店舗でも人気を集めています。

同市東境町でダイコンを栽培している近藤勝行さんは、細長く切ったダイコンを網棚の上に広げる作業を家族2人で進めます。この日は約200キロのダイコンを干しました。

近藤さんは「良い天気と冷たい風は、良い切り干し大根づくりに必要不可欠。おいしいダイコンでないと、おいしい切り干し大根は作れない。煮たり揚げたりと食べ方はたくさんあるので、ぜひ多くの人に色々な形で食べてもらいたい」と話しました。