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生産者が中学でダイコン授業

2023/12/18

  • ダイコンを手に授業をする近藤さん

刈谷市の学校給食では、地元産の農産物を使ったメニューの提供が進められています。刈谷市は学校給食を通じて、地元産食材を使った郷土料理を受け継いでいくこと、生産者から直接話を聞き、農業を身近に感じてもらい、食べることの大切さを学ぶことが目的。2015年から始まった取り組みです。新型コロナウイルス感染症の影響で4年ぶりにダイコン生産者が授業を行いました。

12月18日には、市内の幼稚園、小・中学校合わせて1万6186食分の「刈谷市産ダイコンのバンバンジーサラダ」を調理。サラダに使われた食材のダイコンは、JAあいち中央刈谷露地園芸部会が出荷するダイコンを使用。ダイコンを栽培する同部会員5人が、刈谷市今川町の刈谷市立富士松中学校を訪れました。

授業では、葉付きのダイコンや種を手に栽培方法や工夫、こだわりなどを話し、黒板に圃場や収穫作業、機械を使った洗浄の様子を撮った写真を貼り出して紹介しました。

授業を聞いた生徒は「ダイコンを作るのに、とても手がかかっていることを知った。目標ややりがいを持つことで、長く続けられるという話が心に残った。将来どんな職業に就くかまだ分からないが、そういった気持ちを持って働きたい」と話しました。

授業を行った近藤勝行さんは「どの生徒も真剣に聞いてくれて話しやすかった。授業を通じて食の大切さや、地元野菜の魅力を知ってもらいたい。給食を残さず食べてくれたら嬉しい」と話しました。
1月中旬にも、同市内学校給食で刈谷市産のダイコンを使ったメニューを提供する予定です。