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大しめ縄で豊穣願う

2023/11/2

  • 大しめ縄を作る豊年講講員ら

熱田神宮に奉納する大しめ縄作りが12月2日、碧南市港本町のJAあいち中央碧南営農センターで行われました。出来上がった大しめ縄は25日、五穀豊穣を願い熱田神宮に奉納されます。

大しめ縄作りには、熱田神宮豊年講あいち中央支部の講員ら約30人が参加。祈祷殿と神楽殿に張る長さ4メートル30センチの大しめ縄1本ずつとあわせて、熱田神宮内の大クスノキに巻く長さ9メートル60センチのしめ縄3本を作りました。

材料となるわらは、講員の鈴木良樹さんが提供。刈り取った稲を陰干ししてこの日に備えました。講員らは、はかま取りしたわらを30本ほどに束ねて分けたり、動かないように固定して重ねた束を編み込んだり、形を整えたりとそれぞれ役割を分担して、約4時間かけて5本のしめ縄を作り上げました。

同支部では、昨年から若手農家への大しめ縄の作り方の伝承に力を入れています。今年は昨年の2倍以上の10人の若手農家が加わりました。ベテラン講員からわらの編み方や整え方、結び方などを教わりながらしめ縄を作りました。

注連縄奉献委員会の鈴木茂伸代表は「五穀豊穣など神のご加護があるよう祈って丁寧に作った。神様に奉納させていただけることに感謝する。絶えさせることはできないと感じ、昨年から若手を増やした。1年に1度しかできないので、まずは技術や手法を学んでもらい、何年か続けていく中で神様に対する感謝の気持ちを深めてもらいたい」と話しました。