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グロリオサ「シキブ2」JFSで2特別賞 碧南市の小澤さん栽培

2023/11/29

  • 「シキブ2」の発色に手ごたえを感じる小澤さん

JAあいち中央管内の碧南市でグロリオサを栽培している小澤只嗣さんが、「ジャパンフラワーセレクション(JFS)2023-2024切り花部門」で「ジャパンデザイン特別賞」と「モニター特別賞」を受賞しました。受賞したのは、花弁が明るく、鮮やかな紫色が特徴のグロリオサ「シキブ2」。小澤さんが約20年かけて開発した「シキブ」から、更に5年の改良を加えて生み出しました。

JFSは、新しい品種の中から日本人の感性に訴える優れた品種をコンテスト形式で選び、花の美しさに加えて「育てやすさ」「購入しやすさ」「飾りやすさ」なども評価して良い花を推薦しています。JFS実行協議会が主催。「ジャパンデザイン特別賞」は、日本の美意識やデザイン性を感じさせる品種に授与されます。「モニター特別賞」は、一般消費者や買参人等のモニター調査の結果、各部門でトップとなった品種に授与されます。

小澤さんは「グロリオサは世界的に見ても開発が進んでおらず、自分で出したい色を模索する中で、紫色のグロリオサを作ることができた。一般消費者から評価していただけた『モニター特別賞』は特にうれしい」と受賞の喜びを語り、「グロリオサの可能性を、最大限発揮したいという思いで開発を続けている。納得のいく美しさや生産性に至るまでには長い年月がかかる。グロリオサは華やかで、場を華やかにする花。今後もオリジナル品種を増やし、品質もさらに高めていきたい」と話しました。

現在家族3人で、碧南市下洲町のビニールハウス60アールでグロリオサを栽培しています。グロリオサを作り始めて33年になり、出荷の内6割が自ら開発した品種です。