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米作り稲わら しめ縄飾りに

2023/11/29

  • 「志貴っ子田んぼの会」の会員からしめ縄づくりを教わる児童

安城市柿碕町の市立志貴小学校5年生42人は11月29日、同校体育館で正月準備の一つ「しめ縄づくり」に挑戦しました。同校では、環境学習の一環として、地域ボランティア「志貴っ子田んぼの会」の協力で、5年生が1年を通して稲作活動に取り組んでいます。田植えや稲刈りだけでなく、田んぼの草取りやわら播きなどの作業も行い、体系的に学んでいることが特徴です。

わらや四手などしめ縄づくりに必要な材料は同会メンバーが用意。児童らはわらをねじったり、輪を作る専用の器具を使用したりして形を作ったあと、四手を貼り付け、一時間ほどで立派なしめ縄を作り上げました。児童は「縄をつくるのが難しかったけど、友達と協力して作れて楽しかった」「作り終わった時に達成感があった。家に飾るのが楽しみ」と話しました。

同校の長坂祐一教頭は「地域の方のおかげで4年ぶりに催すことができた。1年間学んできたお米づくりの締めくくりとして、お世話になった方への感謝と新しい年の幸せを願って作ってもらった」と話しました。

同会の榊原孝七さんは「日本の文化を学んでもらうために、しめ縄づくりを体験してもらった。使用したわらには児童が栽培したものも含まれている。自分たちで作ったしめ縄を自宅で飾って、学んだ事を家族に話してほしい」と話しました。

出来上がったしめ縄は、後日、近所の神社でお祓いを受けたあと児童らに手渡され、各家庭の玄関に飾られる予定です。