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ジャンボラッカセイ品評会 川角さん栄冠 栽培技術向上へ

2023/10/17

  • 外観や大きさ、充実度などを確認する審査員

JAあいち中央高浜営農センターは10月17日、2023年度ジャンボラッカセイ品評会を高浜市本郷町の同センターで開きました。栽培技術や品質の向上が目的で、今年で7回目。同市の生産者から28点の出品があり、最高位の高浜市長賞には、同市本郷町の川角紀美さんが選ばれました。

同市の吉岡初浩市長は「栽培の難しい環境下にありながら、今年は一段と大きいジャンボラッカセイが出品されており、甲乙つけがたい。今後も多くの方にジャンボラッカセイを知っていただくために、市内外でPRしていきたい」とあいさつしました。

品評会では、県、市、JAの職員ら4人が外観や種実の大きさ、形、色、病害の有無、充実度を審査。県西三河農林水産事務所農業改良普及課の山科裕子専門員は「例年より気温が高く、病害虫の防除や水管理などが大変難しかったと思う。今回出品されたジャンボラッカセイは、形状、粒のそろいが良く、品質の高いものが多かった。特に受賞されたジャンボラッカセイは形が大きく、外観、実の色も良く、しっかりと実の詰まっているものだった。生産者の技術の高さが品質の良さにつながっている」と講評を交え話しました。

JAの渥美純一代表理事組合長は「高い気温と少ない雨で栽培が難しかったと思うが、出品物をみると管理が行き届いていることが伺えた。引き続き産直店舗を中心にPRしながら、普及拡大に努めていきたい」と話しました。

同市では、ジャンボラッカセイを特産にしようと、14年に栽培に関心のある生産者へ種を配布するなど支援。それを機に本格的に作付けが始まりました。現在、34人が約1.3ヘクタールで栽培しています。