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青果の供給力向上 パッキング施設で負担軽減

2023/10/15

  • イチジクを確認しパックレーンに並べる職員ら

JAあいち中央パッキングセンターが設立7年目を迎えます。農家の作業負担の軽減を目的にパート職員の教育や機械化で人手を増やして供給力の向上を目指しています。

イチジクでは、パック詰め作業の負担が大きく、パック詰めに時間を取られるため、栽培面積を減らしたいといった声がありました。負担を減らして栽培を維持してもらおうと、2017年にセンターを設立。現在は、栽培管理に専念できるとして、担い手の利用率も高まっています。

センターではパート職員の教育も充実させています。18人いる職員は、目ぞろえ会に出席し規格や秀品の基準を学びます。マニュアルも作成し、新しく参加した職員でも問題なく作業ができます。

設立当初は、イチジクだけを対象としていましたが、現在は5品種(イチジク、イチゴ、エダマメ、ナス、ニンジン)のパック作業も担います。パートタイム従業員を周年で雇用できるようになりました。パートタイム従業員が長く働け、技術力向上につながっています。

22年には供給力も強化しました。ブランドニンジンである「へきなん美人」は東京の大手スーパーでセンターから取引があります。一方で、21年まではセンターでは供給力不足で30万パックのうち半分は委託していました。そこで、パック詰めの作業の効率化を上げるため、機械を導入。人手も補充し30万パック対応しました。

JA営農部園芸課の福路淳介係長は「農家の作業負担軽減に努める。日々作業力を強化し、農産物ブランドの向上に貢献したい」と意気込みます。