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工場目線で現場改善 連携に向け建設・設備の会社を視察 省力化や効率化に着目

2023/10/2

  • サンエイが開発した農業用機器を見ながら意見を交わすJA職員

JAあいち中央は、工業の視点から農作業現場の改善につなげようと、建設や設備工事を手がけるサンエイ(刈谷市)との連携を検討しています。10月2日には、同社から改善のヒントを得るため、営農部の部課長、センター長ら10人が同社を視察しました。

視察では、同市桜町にあるサンエイ記念館と、安城市根崎町にある同社物流事業部安城工場を訪れました。同社が生産者と共同開発した農業用機器を見たり、工場で実際に使っている同社で開発した工業機器などを見学したりしました。参加者は「現場を見て、改善できることを提案してほしい」「台車について詳しく知りたい」などの意見が上がっていました。

同社経営企画部事業開発課の中本裕課長は「工業目線で提案できることや工業製品を応用して農業に活用できることはたくさんある。工業分野で行っている生産性効率の向上や安全性の確保の取り組みを農業にも生かしてほしい」と話しました。

JA管内の生産者から同社を紹介された同部の林口浩二部長は「8月から意見を交わしてきた。農作業の省力化・効率化は常に課題。工業の現場を知ることで、いままで気づかなかった改善点が見つかるかもしれない」と視察の意義を説明。生産者の困りごとをくみ取り、同社と一緒に農作業現場の改善や提案ができるよう、今後は営農渉外担当者を対象とした研修の機会を設ける予定です。