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果実品評会 難しい環境で高レベル評価

2023/8/21

  • 出品物の外観や品質を確認する審査員

刈谷市果樹組合、JAあいち中央、刈谷市は8月21日、「第30回刈谷市果実品質改善共進会」を同市東境町のJA刈谷北部支店で開きました。最高位の刈谷市長賞には、梨は近藤祝光さん(刈谷市西境町)、イチジクは安井照夫さん(刈谷市一ツ木町)、ブドウは近藤英夫さん(刈谷市東境町)が選ばれました。

共進会は、栽培技術の改善および品質向上を図り、果実の消費拡大に努め、同市の農業振興に寄与することを目的に開いています。市内の生産者から、梨4点、イチジク8点、ブドウ3点が出品されました。

刈谷市菓子工業組合や愛知県西三河農林水産事務所農業改良普及課、JAあいち経済連など8人が審査員を務め、玉ぞろいや形、色沢、傷の有無などの外観と、食味、果肉状態などの品質を審査しました。例年、消費拡大の観点から消費者による特別審査員も参加していましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、3年前から参加は見送られています。

同普及課の河村直紀主任専門員は「梨栽培においては、例年悩まされる黒とう病の発生が生産者の徹底した対策によって少なく推移した。一方で6月上旬の台風や多雨、7月上旬からの猛暑で各果樹栽培において管理の難しい年だった。8月中旬の台風も、数日間だが出荷に影響を与えた。難しい栽培環境にありがなら、立派な出品物ばかりで、生産者のレベルの高さと日々の努力が感じられた」と講評しました。