トピックスレポート
DENSTAR BEER安城ペールエール
市産小麦100%ビールで乾杯 完成祝い初フェスタ
2023/7/29
- 乾杯の音頭で盛り上がるイベント会場
安城産ビール麦収穫記念イベント「安城ビアフェスタ」が、安城市御幸本町にある安城市中心市街地拠点施設アンフォーレ内願いごと広場で初めて開かれました。主催は安城デンビール株式会社内の安城Beerfes実行委員会です。
イベントは、同社が同市産の二条大麦を100%使った「DENSTAR BEER(デンスタービール)安城ペールエール」を完成させ、7月に発売を始めたことを記念して開かれました。県内のブルワリー9社が参加し、ビールの呑み比べや同市産の農産物を使ったおつまみの販売などが行われました。
同委員会の石川伸実行委員長は「多くの皆さんに呑んでもらい、先々安城市の名産品になってほしい。当社の強い要望に応えて4人の農家が、30年ぶりに同市産のビール麦を復活させてくれた。たくさんの人に支えてもらい、長年の夢である安城産のビールが完成した。ぜひ味わってもらいたい」とあいさつしました。
来賓の三星元人安城市長は「安城市が農業先進地として『日本デンマーク』と呼ばれて、今年で約100年にあたる。当地の歴史を学びつつ、これからの100年の在り方を考えていく上でも、今回の大麦の栽培は意義深いものがある。市には『安城の豊かな水と大地の恵みに感謝して乾杯する』という乾杯条例があるが、まさに趣旨にふさわしいイベントになった」と話しました。
大麦の栽培において協力したJAあいち中央の渥美純一組合長は「地元産大麦を使ったビールを開発してくれたことに感謝したい。できたビールはフルーティーで飲みやすい仕上がりになっている。地元産ビールの消費拡大に取り組むことで、地域農業の発展と農業者の所得向上につなげていきたい」と話しました。
会場には大村秀章愛知県知事や安城市出身の料理研究家・寺田真二郎さんも駆けつけ、地元産のビールの完成を祝い、イベントを盛り上げました。
同ビールは、同社が地域農業の発展などを目的に発案。2021年11月から市内の農家やJAと協力して麦の栽培を始めるなど、開発に取り組んでいました。1本330ミリリットルで600円(税別)。JA産直センター「道の駅」デンパーク安城やファーマーズマーケットでんまぁと安城西部などで販売しています。