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チンゲンサイ アイスに ニホンミチバチの蜂蜜使用
愛知県立安城農林高校×大橋農園

2023/7/4

  • 「チョイ・ハニーアイス」を紹介する生徒たちと
    大橋さん(最前列)

安城市池浦町にある愛知県立安城農林高等学校のフラワーサイエンス科研修班「プロジェクトBee」と同市東端町でチンゲンサイを栽培する「大橋農園」がコラボして、ハチミツ入りチンゲンサイアイス「チョイ・ハニーアイス」を作りました。今年4月から販売を開始した同園のチンゲンサイアイスに、同班がニホンミツバチから採取したハチミツが加えられています。ニホンミツバチは逃避癖があるため養蜂が難しく、そのハチミツはほとんど流通しておらず希少性が高いです。一般に流通しているセイヨウミツバチのハチミツに比べ、香りが強く酸味があるのが特徴です。

同班は、生息数の減少が危惧されているニホンミツバチの繁殖を目的として2017年に始動。校内でニホンミツバチを養蜂して、効率的な蜜源の確保や天敵であるアカリンダニへの対策などを研究しています。取り組みが評価され、23年5月には愛知県から推薦された団体で初めて、消費者庁主催の消費者支援功労者表彰で最高賞である「内閣総理大臣表彰」を受賞しています。

商品を作るきっかけとなったのは、同園の大橋正樹さんが同市を盛り上げようと地元でのコラボ先を探している時に、同校の養蜂を耳にしたことです。同校にコラボを依頼したところ快諾。商品の命名やパッケージデザインを同校の生徒が務めました。商品を命名した同校1年生の三村奈々さんは「英語でチンゲンサイはブックチョイ、ハチミツはハニーなので『チョイ・ハニーアイス』と名付けた。長くなりすぎても分かりにくいと思い、簡潔にまとめた」と由来を語りました。

大橋さんは「チンゲンサイのピューレが30パーセント入っているので、しっかりとチンゲンサイの味がしつつ、ハチミツの甘みを楽しんでもらえる商品になった。アイスをきっかけにして、チンゲンサイを『好き』になってほしい。今後は販路を拡げ、ふるさと納税の返礼品などにもしていきたい」とPRしました。

商品は、JAあいち中央ファーマーズマーケットでんまぁと安城西部や同JA産直センター「道の駅」デンパーク安城で販売。希少なハチミツを使っているため、初回製造分は270個で、次回製造は10月を予定。価格は税込み450円です。