JAあいち中央

永年にわたる地域の伝統文化の継承に貢献したＪＡあいち中央刈谷中支店の女性組織「元刈谷しめ縄会」に、刈谷市から表彰状が贈られました。

同会は２０年以上前から活動。一年の活動の始まりは、しめ縄飾りに適したワラを作ることから始まります。もち米の苗を植え、穂が色づく前の青い稲を刈り取るなど、すべて手作業です。今年も、５月２６日に田植えを行いました。７月２６日には青田刈り、天日干しを予定。乾燥させたワラは、メンバーの倉庫で保管され、年末に開かれる「しめ縄飾りづくり」で使われます。

当初、同会メンバーのみで行われていた「しめ縄飾りづくり」ですが、現在では、市内にあるＪＡの支店や３つの小学校などで、年末に同会が用意したワラを使った「しめ縄飾りづくり」が開かれ、メンバーは指導にあたっています。

同会の鈴木節子さんは立ち上げから現在までを振り返り、「暑い中での作業は年々大変だが、みんなと協力してきたからこそ続けられた。子どもが米づくりを学ぶなかで、お米を食べることと稲ワラを使って年神様をお迎えするしめ縄飾りを作ることは、つながっているのだと知ってほしい。昔からのしめ縄づくりを、地域の子どもたちに伝え続けていきたい」と受賞の喜びを話しました。