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本證寺フェス 大河で集客増

2023/5/2

  • JAやすらぎセンターのブースで地元農産物の買い物を楽しむ来場者ら

安城市野寺町にある本證寺は5月2日、「第5回本證寺フェスティバル」を開きました。歴史ある同寺を中心に「人と人とのつながり」「地域のまちづくり」をテーマに、多くの人に歴史や文化を知ってもらうことと地域の繋がりを強くすることが目的です。約40の販売・PRブースが設けられた他、来場者が白い装束をまとって棺に納まる「納棺体験」や、仏教に関する絵を解説する「絵解き」などが行われ、賑わいを見せました。

同イベントは過去4回開かれており、約1000人規模の集客を誇っています。今年はNHK大河ドラマ「どうする家康」の影響もあり、集客規模が過去最大となりました。

雲龍山本證寺の小山興圓住職は「ドラマの舞台となり注目も集まっているので、寺内の施設を開放して見学してもらった。イベントを楽しんでもらい、地元愛を育んでもらえたらうれしい」と話しました。

ブースを設けた株式会社あいち中央サービスやすらぎ事業部の岡田正則部長は「地域の方が多く来られるイベントということで、昨年から出店させてもらっている。当事業のPRだけでなく、地元農産物の販売も併せて行ったことで、JAならではのPRができた」と話しました。

同寺は、13世紀末頃に開かれました。1563年に寺の不入権が侵害されたことで三河一向一揆が勃発し、他の三河三か寺とともに領主・徳川家康と争いました。現在の建物は江戸時代を通じて順次整えられ、今日まで多くの寺宝を伝え、堀や土塁などが残っています。2015年に国の史跡に指定されました。